守成円蔵のちいさな世界

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zoom RSS 1Q84。

<<   作成日時 : 2009/06/20 21:47   >>

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どうなんですかね?メディアは騒ぎましたが。

なんか、僕は消化不良だけ残して読み終えましたよ。

なんなんだろうこのラストは。こんなものなのだろうか。喪失感だけが残る。村上春樹の長編は、喪失感を得るために読むようなところもありますけど。それにしてもこれでよかったのか。

小説にはすべてに説明をつける必要も義務もなかろうが、中途半端に終わりを迎えた感がある。

識者や熱狂的ファンの中には「これぞ村上、さすが村上」ってゆうかもわからん。商売上オイシイ思いをした出版社も、ますます村上サマサマだろう。

が、読者サイドとしてはどうなんだろうこの作品は?

僕はお世辞にも面白かったとはいえないなあ。第一巻はぐいぐい読んだのですが、第二巻のエンドにむかってひゅううぅとしぼむようなところがあって、むしろ、これって実は第三巻が予告なしで出るんでしょ?って思わせるものがある終わり方。

満たされないストレスだけが残る。はっ!?飢餓感を与える売り方だけでなく、飢餓感を与えるエンドっすか。これも戦略ですか。

行方をくらましたままの編集者小松や戎野先生は?

不倫相手の人妻は結局どう「損なわれた」わけ?(実はいちばんここが気になる)

ふかえりの描き方も最期まで中途半端で。捜索願いで大騒ぎした顛末はどーなんの?

青豆さんはああいう最期でいいわけ?あんなんじゃなくてもいいじゃん。幸せにさしてあげよーよ。

リトルピープルって、なんだったの?なんだかなあ。

10歳の子供をレイプするとか、17歳の少女に中出しとか。ゆきずりの4Pとかアナルセックスとか、いいのかなあ?今回はブームがゆえに初めて村上春樹に接する人も多いわけで、これでいいのかなあ。ずっと読んできた僕としては免疫ができているからいいけれども。

加えて、こういうのがノーベル賞候補で、いいのかなあ?もちろん、彼はノーベル賞のために書いているわけはないでしょう。周りがそう期待して騒いているだけで。彼は書きたいように、書けばいい。

こう言いこそすれ、僕は彼の作品は好きなんですよ。僕の人生の低迷期その@の時代に救われるきっかけとなった「風の歌を聴け」。そしていまも一番好きな作品「国境の南、太陽の西」。それと、力の抜けたエッセイ。彼はエッセイストのほうがよかったんじゃないかと思えるけど、長編作家が息抜きで書くエッセイだから面白いんだろうな。エッセイだけだったら、ダメだったろうな。

話は1Q84に戻りますが、自己の過去の作品へのオマージュというか、牛河ってまた出てきましたね。小説におけるカメオ出演ですね。「よっ、待ってました」みたいなのが小説で味わえるとは。

あと、主人公の父親が入っている老人ホームのある房総の千倉は、きっとエッセイ方面ではおなじみのパートナー、安西水丸先生への敬意をこめて、ってことでしょうね。

あと、読んでいればオウムをイメージして書いたことも一発でわかる。そこにエホバの証人チックな、あるいはヤマギシズムなんかもうまいことからめて。「アンダーグラウンド」ほか、オウム真理教について取り組んできた村上春樹の一面を、今回こういう形に昇華させて1Q84を使って再提示したと。彼の、こういう息の長いテーマの取り上げ方には正直いって感心しているのですよ。

そういったところ、ある意味、この作品をもってこれまでの小説家人生の総決算するつもりじゃないだろうな?と変に不安を感じてしまうセンシティブすぎる僕。

さて、本当に第三巻は出ないのですか?

【追記 2009年9月17日】
ほらね。あれで終わりなんてのは、筋がおかしいもんよ。
村上春樹さん 小説「1Q84」の第3部執筆中 来夏出版
(2009年9月17日 毎日新聞)

長編小説「1Q84」が話題になっている作家、村上春樹さんが、毎日新聞の単独インタビューに応じた。村上さんは第3部を執筆中であることを明らかにし、来年初夏を目安に刊行したいと話した。

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