守成円蔵のちいさな世界

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zoom RSS 免疫を抑制する薬。

<<   作成日時 : 2009/08/19 21:38   >>

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現役の皮膚科医とプライベートでお話をする機会がありました。

誰がどこで読んでるかなどわからないのがこのネットの世界。僕も偶然に知り合いの運営するHPにぶちあたってヘンな思いを持ったこと、ありますもん。

ということで万が一その方の不利益とならぬよう、以下では固有名詞や地名など個人を特定しないように、かつ、内容の変わらない範囲で編集してお届けします。


その方が開業医か勤務医かは、この際記しません。けっこう、その手腕には定評があるそうでお客さんも遠方から駆けつけるらしい。

僕自身がアトピーであること、そしてステロイドで治らないどころが問題がより悪化したこと、さらに脱ステロイドで苦しんだことは、彼にも話してあります。その上で、彼はこういいました。

A医師
「ステロイドはアトピー治療に有効だ。プロトピックも有効だ。あなたは、使い方を誤った。もしくは、処方した医師の指導が悪かった。ステロイドもプロトピックも、医者の指示通りに使えば問題ない」

円蔵
「医者の指示通り、というのがまずムリでしょう。自宅に帰って以降の患者の行動を、ひとりの医師がどれだけコントロールできるのですか?患者は、皮膚が痒かったら塗りますよ。それで痒みが止まるのだから、好き好んで使い続けますよ。でもいずれ効かなくなる時がくる。おかしいな、と思って病院を変えてもっと強いステロイドを処方されたり、そうでなくても市販薬のステロイドがいくらでも売られている。それがアトピー患者の実態ではないのですか。完全看護のもとで医師が指導する、というなら話は別ですが」

A医師
「そこまでは面倒見切れない」

円蔵
「医師の指示通り、とはいいますが、私の経験上いわせてもらうと医者はステロイドの塗り方や副作用について診察室で指導してくれることは一切ありませんでした。軟膏を出しとくから塗っとけ、くらいのもんでしたよ。よく効くもんだから目の周りにも塗った人を知っています。私などは性器にも塗ったことがあるんですよ。痒みに境界線はないのだから。間違っても塗っちゃいけない部位があることを伝達するべきでしょう」

A医師
「よそのことは知らないが、私は指導しているつもりだ」

円蔵
「揚げ足を取るつもりはないですが、あなたの方針(『患者一人あたりの診察時間を短縮して回転を増やして病院の実績向上に貢献する』)からすると、患者へ投薬の指導をしている時間はだんだん減る。数字上、どうしても矛盾を生じますね」

A医師
「それは別の問題でしょう。限られた診療日、診療時間、人手。その中でより多くの患者を診るには一人あたりを縮めるしかないでしょう?現実に患者さんが待合室で列をつくってるんだから。それが医療の質を下げるのかというと、そういうことではない」

円蔵
(こうやってまた知識のない患者が泥沼に陥っていくのか……)
「とはいえ、患者を治すのが医者の使命でしょう?そしてリスクのある薬を出すなら、情報も与える義務があるのではないですか」

A医師
「円蔵さん、あなたは経営というものがわかっていない。それに、薬はどんな薬にだって副作用はある。いちいちは患者に解説していられない」

円蔵
「話を変えましょう。そもそも、ステロイドはアトピー性皮膚炎の治療薬ではないはずです。ステロイド軟膏の効能書きを見ますと、アトピーに効くなどとはどこにも書かれていません。”湿疹”に効くとは書いてありますけれども」

A医師
「反ステロイドの立場からはいろいろ意見があるでしょう。が、現在の日本の医学では、アトピーにはステロイドを処方するのが標準として定められている。その点は疑う余地がないのだし、私はそのガイドラインの通りにやっているだけだ。非難されるいわれはないよ」

円蔵
「では、あなた自身はステロイドを塗ったことがあるのですか。その危険性を身を持って体験したことがありますか」

A医師
「ある。未成年の頃から私個人はステロイドを使っているから患者の立場も理解できる」

円蔵
「…なるほど」

A医師
「円蔵さん、なんなら○○(新薬)を処方してあげましょうか。あれはいい薬です」

円蔵
「遠慮します。薬じゃないですがサプリメントとしてビオチンを僕は飲んでますし、それで一定の効果を体感しています。それについてはどう思いますか」

A医師
「ビオチンは効果はないでしょう。確かにずいぶん昔に試されたことがあったけど、そのときに医学界ではアトピーにビオチンというのは根拠のないものという見方になっているはず」

円蔵
「私のかかりつけの皮膚科医も過去の実績からビオチンを否定していました。それは僕も認めます。ただ、そのときのビオチンの投与量はどうだったのでしょうか?それは一錠あたりとても少ないものでした。いま僕は、健康増進用のサプリとして売られているビオチン5mgのカプセルを1日2錠から始めました。摂取量からするとすごく多いとお感じになるでしょう、でもそれで結構イケてます。サプリですから特効薬からはほど遠いですが、医者も再検証する時期に来ているのではないでしょうか」


その医者にはその人なりの立場もあるし、言い分もある。私がここでつっぱっても何も変わらないだろう。本当に、このA医師なら治してくれるのかもしれない。……少なくともそれを期待している人たちが、(結局、僕にはどうしようもないところで)今日も今日とてこの医者のもとに集っている。その患者たちがそう選択して行動しているのだから、それはそれで仕方がない。医者によれば、ステロイドを処方するのは日本中で行われている絶対に正しい医療行為だと言うのだから…。

でも僕は僕の立場で申し上げます。免疫抑制剤(=ステロイド)は使わないにこしたことはないし、少しなら大丈夫とか、医者の指示のもとで使えば安心、ということもあてはまらないと思います。決め事どおりやってるから大丈夫だよ、という米国牛と同じくらい信用なりません。

免・疫・抑・制・剤。人間は免疫が大事だってのに、免疫を抑制してしまう薬ですよ?

それだけ考えても、まともじゃないですよね。免疫が働かなくなって死に至るのが「(後天性)免疫不全症候群」、そう、エイズです。免疫抑制というのは、免疫不全ほど極端でないにしろ、あなたの体が持っている自然の防御システムを(一時的にせよ)弱体化させる、ということです。もちろん、外科手術のようなときに使う免疫抑制剤は、あれはあれで、リスクを天秤にかけたら必要なものでしょう。でも、日常で皮膚に塗るべきものかというと、僕ならノーと言う。


皮膚科は皮膚しか診ません。そりゃそうです。

けど、免疫は皮膚だけのシステムではありません。神経系や副腎など、体内の多くの器官が複雑に作用しあって働く生体防御システムが免疫機構です。いわば人体の警備システムです。それをクスリをつかって弱める、という構図の危険さを承知した上で、患者は(それでもステロイドを使うというなら)使うべきです。医者を変えることはたぶんすごく難しい。だから患者がもっと学び、警戒し、準備しなくてはいけません。もっと自衛を。A医師がどうこうじゃなくて、経営のことしか考えてない医者だって、世の中にはいるのです。

皮膚表面にトラブルが出たときには、体内のどこかに異常があるからトラブルのです。感染症や虫刺されでもあるまいし、皮膚に外用薬を塗って解決…ならないのです。


最後に、なんといっても薬を塗ったのはこの僕自身です。

この僕の脳が指示して、この僕の指が塗ったのです。その前に、体がおかしくなるほどストレスや不摂生を重ねたのも、この僕です。医療を恨むつもりは今はありません。安易に権威を信じて乗っかった僕も甘かったのです。権威がいつも正しいわけじゃない。権威だって自らが愛しいのだ。そしてこの僕だって自分が愛しい。結局は自分自身の判断で身を守って生きぬくしかないのだ…という当たり前のことを、いまさらのごとく僕は自身のアトピー禍から学んだのでした。ちゃんちゃん。

註:本文は個人の感想であり、A医師および医療界を誹謗中傷する意図はありません。Aさん、お忙しいところ会談していただきありがとうございました。

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