陸奥脇野沢という村に旅して以来… …この土地のことが気になっている。 青森は下北半島のさきっちょに生息する野生のニホンザルは、「北限のサル」(たしか人間以外のサル類としては世界的な北限だったかと)として、学術的にも貴重だという。さすがに津軽海峡をサルは渡らない(温暖化だから、そどそろ渡ったりして)。というか、あんな寒いとこになぜわざわざサルは住もうとしたのか? 貴重な存在だったサルは保護されてきた結果増えすぎてしまって、いまや農作物を荒らすなど人間にとっていささか厄介な存在になってきた。それで駆除がはじまるまでになったのだけれど、それならば、と上野動物園が手を挙げて引き取ることになった。 同じサルでも日光あたりのサルでは、引きとってもらえまいに。 北限のサルが上野に来た時点で、もう北限のサルじゃないんじゃ?とかいう大人でないツッコミはやめておく。まあ、この「一世」の子供たちが上野で生まれたら確実に北限ザルでなくなるんだろうが、かの地で培われた「イズム」がどう継承されるのか、されないのか、そういうのも研究になるんだろう。 ところで、上野で一般公開が始まった彼らですが、さっそく一匹逃げたそうです。さすが、北限で培われた根性ではありませんか。 |
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