守成円蔵のちいさな世界

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zoom RSS タンジェの思い出。

<<   作成日時 : 2011/02/17 14:09   >>

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ほとんど外国語は話せないが。

むかし、モロッコに行ったことがある。

スペイン旅行のつもりが、ジブラルタル海峡へ行ったらつい地中海を南下したくなって、フェリーに乗ってアフリカへ渡ってしまったのだ。

着いたのはタンジェという港。モロッコの玄関口のひとつ。

惜しむらくは、準備不足のため、怖じ気づいてしまったことだ。

こんど行く機会があったら、カサブランカとサハラ砂漠まで分け入ってみたい。

なぜ怖じ気づいたか?それは、脅されたからだ。

当地は当時、失業率35%と聞いた。日本の就職難なぞ、たいしたものではないと思う。世界には、このような場所がいくらでも、ある。

したがって、職にあぶれた働き盛りの男たちが、街中にうろついている。

そこへ金目のジャパニーズが来たら、そりゃ、寄ってくる輩はいろいろいる。

親切を装って街案内を買って出る男たち。

その多くは、仲間内の絨毯屋やレストランへ連れていき金を落とさせ、店からピンハネするらしい。

一般市民の家へ案内し、ありきたりの家庭料理を食べさせた上で後から100ドル出せ、なんて話もあるらしい。

実際にそうやって誘われたが、丁重にお断りした。

興味半分で、頬に傷のある男に誘われるままに街案内をされたこともある。

というか、ひとり歩くのに勝手に後ろからついてくるだけなんだが。

いろいろと、カタコトの英語であれはなんだこれはなんだと「観光案内」してくれる。

こっちもカタコトで、ヒトリデアルキタイダケナンダヨと言うんだけどね。

さんざんつきまとわれたからアンナイハイラナイヨと言うと。

モロッコジンノ、オモテナシ。ソンナツレナイコトイウナ。

みたいなことを言いやがる。それでもホッテイテクレと言うと。

「じゃあ100$くれ。ここまでの案内料だ」と言われた。

「案内なんか頼んでないぞ。お前が勝手についてきただけじゃないか」みたいなことを、こっちも態度で見せてやる。
いちおう関西弁でまくしたてるのだが、なんか気配で通じたみたいだ。
ヘタな英語で伝えようとするよりも、真意が伝わるようだ。

そしたら、これは聞き取れた、ヤツの英語。

「この街から普通に出られると思うなよ?それでもいいのか?」

まあ、頬に傷のある男に言われると、ちょっと怖い。

でもこの温厚な俺がここでキレた。こっちもなんとか英語で言い返す。

「O.K. Do it!Do it!!」と、人差し指で相手をさしながら魅力の低声で言ってやったさ。

中学英語以下のレベルですね。

でも、俺の目は「じゃあやってみやがれ!やってみろよオラ!!」って言ってるわけです。

そしたら伝わったようで。無言でくるりと振り返って去ってゆきました。

俺ももともとがヘタレですから、この一件ですっかり力が抜けちゃって翌朝の船でスペインへ踵を返したんですがね。

そんなこんなで堪能できなかったモロッコは、今政変で揺れるチュニジアやらエジプトやらアルジェリアと同じ、北アフリカ地中海沿岸の国。

もう一回行ってみたいと思うのだが、なかなかそこまで至らない。



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