青いエアメイル

別に格好つけるつもりはありませんが。

この歳になると、それなりに傷つくことに慣れてくる。じゃあ、いくらでも傷つけるかというとそうでもない。普通に生きているそれだけで、それなりに傷つくことに満ちているものだ。だからそれ以上に自ら進んで傷つきにいけるほど、タフになりきれない。




今でも振り返ってしまう過去がある。後悔から振り返るわけでもない。未練でもない。ただ、時間が経ってしまったんだなあ、とふと思い出すそれだけ。

あのとき、ああしていればよかったかな。という後悔はあんまりない(あるにはあるけど)。それは、その時点で、その時点の僕が、それなりにまともに考えて下した決断を、僕はいまでも尊重しているからだ。結果的にろくでもない選択をしたとしても、僕がやったんだからしょうがない。Aを選んだ僕が唯一の僕であって、Bを選んだかも知れない僕など、はじめから存在しないのだ。




「選ばなかったから失うのだ」

松任谷由美の歌詞にある。僕にも、選べなかった数々のモノゴトがあった。そして失ったものも。その一方で、選べなかったわけじゃなく、選んだ結果に失うことも多々あった。

なんだ、結局同じじゃないか。

失うことで得たこともあるし。




僕はけっしてカッコヨク年齢を重ねているとはとても言いがたい。

けれど、今はそれなりにリラックスして楽しく生きていられるようになった。少なくとも。

80年代のようなうわべだけの時代よりはずっとマシだし。90年代の頃よりは生きやすく生きているし。00年代の怪しげな行き詰まり感も適当にいなせるようになったし。

5年、いえ8年、いやそれどころか10年15年。声もかけれぬほど輝く人どころか、なにものにもなれてはいないちいさな僕ではあるけれど、どっこいそれでも毎日健気に生きるだけだい。

ユーミンの「青いエアメイル」。79年、OLIVEから。
青いエアメイル

青いエアメイルがポストに落ちたわ
雨がしみぬうちに 急いで取りにいくわ
傘をほほで押さえ 待ちきれず開くと
癖のある文字が切なすぎて歩けない

時折届いたこんな知らせさえ
やがては途絶えてしまうのかしら

けれどあなたがずっと好きだわ
時の流れに負けないの

冬は早く来る あなたの町のほうが
最後に会ったときのコートを着ていますか
5年、いいえ8年 経って訪ねたなら
声も掛けれぬほど輝く人でいてほしい

選ばなかったから失うのだと
悲しい想いが胸を貫く

けれどあなたがずっと好きだわ
時の流れに負けないの

けれどあなたがずっと好きだわ
時の流れに負けないの

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